6 湿生植物園 Botanical Garden

湿田の上に伸びる木製デッキは格好の散歩道になっており、湿生植物(ツリフネソウ、ミゾソバ、コガマ、オモダカ等)が観賞できます。春頃にはレンゲやナズナが花を咲かせ、湿田の脇を流れる小川では水辺を好む昆虫や小魚も見られます。湿生植物園は、弥生時代の水田跡と自然水を利用した湿田で、7,000平方メートルに稲作田ゾーン、湿生花園ゾーン、湿生樹林ゾーン、湿生野草ゾーン、梅林ゾーンの5つに区分しています。
  • ■稲作田ゾーン
    弥生時代(今から約2千年前)、上の台地(現在の古代芝生広場付近)に住んでいた人々が、シラカシなどで作った農機具を使って、この谷戸で稲を作っていたと伝えられています。現在でも田んぼを作り、5月頃には田植え、10月頃には稲刈りを行っています。例年11月23日に開催するイベントでは、収穫したもち米で餅つき体験を行っています。
  • ■湿生花園ゾーン
    ハナショウブやアヤメなどの美しい花を咲かせる植物がたくさん集まっています。他にもコバギボウシ、オモダカ、サワギキョウなどが見られます。これらの植物にはそれぞれ適する水深、水質、水温があります。そこで堰(せき)を設置するなどして、自然に合わせた様々な環境を作っています。
  • ■湿生樹林ゾーン
    水辺を好むハンノキやコブシ、ミズキなどが生息している樹林です。これらの木々の下には、水湿地を好むチダケサシやキツネノカミソリ、オドリコソウやヒトリシズカ、フタリシズカなどの多くの野草を見ることができます。
  • ■湿生野草ゾーン
    湿地や水辺を好む草花が四季折々に見られるゾーンです。目を凝らして観察すると、エンコウソウやキツリフネ、ツリフネソウなどの一見変わった形や色をした葉や花を見ることができます。