【開花情報】今が見頃のお花(6月下旬)

いつも県立東高根森林公園にお越しいただきありがとうございます。
今週のお花の見頃情報です。
梅雨の合い間の陽射しが眩しくなり、木々の緑がきらきらと輝く季節となりました。

公園内では夏の始まりを告げる植物が花を咲かせています。

●ハンゲショウ

湿生植物園の木桟道沿いで涼の風情を添えています。
ドクダミ科ハンゲショウ属に分類される水辺や湿地に植生する多年草です。

小さな白い花が集まって穂のような形状になり、その周辺の葉が白く変色します。

中国暦の七十二候では7月2日頃より5日間を「半夏生(ハンゲショウ)」と呼び、この頃に花を咲かせるのがこの名の由来になっている説と、葉の半分を白く化粧したように見えることから「半化粧」と名付けられたという説があります。

●コマツナギ

古代植物園の園路で開花しています。

一見「ハギ」のように見えますが、属も異なる落葉低木です。

名前の由来は、茎が丈夫で馬をつなぎとめることができるので「駒繋ぎ」と名付けたいう説や、葉が馬の好物で、馬がこの木から離れなくなるためとする説があります。

●キキョウ

七夕を彩るかのように、星形の紫の花が湿生植物園で開花しています。

小さなつぼみが風船を膨らませるように少しずつ大きくなり、ある時それが弾けるようにパッと花開きます。

秋の季語であり、秋の七草のひとつでもありますが、この時期から九月頃が開花時期です。